小さな山の、雑木林の中なのだけれど
新緑、いえ深緑にすっぽりと包まれに出かけた、日曜日の朝。
昨夜の雨が緑をよりいっそう鮮やかにしてくれたようです。
時おり、梢に溜まっていた雫が風で振り落とされて・・・・
顔や腕を濡らすのさえ、いと心地良く。
5月の末ぐらいからの重なる出来事で、だいぶヨレッ!だったの。
大事な友人その2人もが、ひどく健康を損ね思わしくなく
失うのではないかと・・・・それもすごく気にかかっているし
失うことではないけれど(ま、通常のお付き合いはできますので)
絆を持ちかけていた方と、気持ちの「核」の部分の違いがわかり
強い絆を持ち合うのは難しいと、わかってしまったり
家の契約やら諸事の処理に時間をとられ、心痛もありでね
この6月、何やら落ち着きがなかったのですよ。
あっ、あの大きな地震(我が家の地区は震度5強でした)もあったし・・・
(器物破損は受けましたが、私も紅音も怪我がなく幸いでした)
前置きが長くなってしまいましたね。
「そうだ、緑を、風を、木洩れ日を浴びに行こう!!」
そう思い立ち、宇治の仏徳山から宇治川周辺を歩こうと。
「源氏ミュージアム」の建物の周辺も小路も、美しい緑に囲まれています。
小さな池に・・・左手のガマの穂のようなシュッと伸びているのが、ショウブ
(お節句の時に菖蒲湯に使う葉ね。花は咲かないそうです)
後ろに咲いているのが「花菖蒲」。
同じではなかったのですね・・・・(ミュージアムのスタッフの方が教えてくださった)
登山道に入り、雨で洗われた坂道。
あちこちで石の肌が露出していて、ちょっと滑りやすいです。
苔に覆われた木も瑞々しい幹を見せてくれて。
頂上の展望台には、もう数組の方々が展望を楽しんでいますよ
どの木々も緑の葉が、わんさか!!
風が通る音すら、小鳥の声に交じって聞こえてきて嬉しい。
「興正寺」へと下る山道で出会った、素敵な木。
苔がビッシリと!!
「琴坂」の石の五重塔も、苔の衣を付けていますね。
宇治川べりに出て、
急流の川の流れを見ながら、しばらく休憩。
山道を歩き、緑葉や光を全身に浴び過ごした2時間半ほど。
身体や気持ちに澱のように貯まっていたモノが
すっかりと落ちたような、清しい気分。
本当に小さな自然との触れ合いだったのだけれど
その効果は、素晴らしい!!