「トンネルを抜けると、そこは雪国だった」
では、なくて
「トンネルの暗闇から抜け出たら、そこには聳えるような鉄橋が」
先日は「大仏鉄道・廃線跡」、その遺構を巡って歩いたのですが
今回もね、廃線跡を歩く機会をもつことができて、その廃線は「JR福知山線」
現在の「JR福知山線」の生瀬駅から武田尾間。
昔は、名塩川の渓流と山に挟まれて走っていたのですね。
渓流の水音の心地良さや、対岸に聳え立つ岩山に見惚れながら・・・・
山に点々と散る紅葉の色彩が、白い岩肌との対象で美しい!!
(岩も、渓流の石も肌が白っぽいのです。
タモリsanなら・・・・おーこれは〇〇岩とか××層とか、わかると思うけれど)
歩いて行く路には、まだ枕木がそのまま敷き詰められているのですよ。
このコース、懐中電灯は必須持ち物と記されていたことに納得することになる
まず第一のトンネル内を歩きます。
うわぁ〜!! 真っ暗!! 真っ暗闇!!
トンネル内は、隣を歩く人の息づかいで存在がわかるくらい。
前方から揺ら揺らと動く灯り、足元を照らす灯りのみで・・・・・
これほどの暗闇に包まれて何百メータも歩くなんて初体験で
なんとなくワクワクしていたりもしたのですけれどね。
そして、このトンネルを抜けた先に
とっても威風堂々とした鉄橋!!
鉄橋の上を歩けるなんて、よい気持ちでした!
さぁ、武田尾までは残り3か所のトンネルを歩かなければ
次のトンネルが、306m。 このコ-スで2番目に長いトンネルです。
出口付近には、側道にトンネルのような造りが・・・・
ほら、ほら枕木が敷いてあるのもよくわかるでしょ。
ずーっと、こういう枕木の敷かれた道を歩いて来ているのです。
この上にレールが敷かれていたのですね。
渓流に、すごい景観の岩肌、山の色づき、枕木の道
なかなか趣のあるウォーキングでした。
何と言っても、灯りの漏れることもない真っ暗なトンネル
石積みであったり、レンガ壁であったりの暗闇。
その中を歩けたのって、とっても面白かった!!
お天気も良く、かなり歩いている人が多かったから面白く歩けましたが
もしほとんど人の姿が見えなかったりしたら、怖さや不安を感じたでしょうね。
廃線歩きフェチになったわけでは無いですが
楽しく時間を過ごせた、秋の一日。